佐伯香也子のブログ

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プレイの発想

「作品の着想はどこから得ているのか」「書くために現場取材はするのか」というご質問を、Twitterでいただいた。
文庫本のゲラの著者校正が終わったばかりで、思考が散漫になっているが、少しだけ書いてみたい。

Twitterでの回答とダブるが、現場取材はまったくしない。
ショーは2回しか見た事がないし、SMバーに行ったのはたしか3回ほど。
フェチ・フェスの類いには、一度も参加した事がない。

小説を書くために必要なことは、そうしたところとはまた別の場所にあるのだ。

なぜSM的行為で快感が得らるのか。
人間が性的快感を得ようとする理由は何か。
性の快楽は人に何をもたらすのか。
男とは何か。
女とは何か。

上記のような事が理解できていれば、この目的のためにはこれがいいというふうに、自然とプレイが浮かんでくる。
人物設定をして、物語の舞台を決めれば、主人公たちが勝手にプレイを始めてくれる。
私はその物語世界に深く入り込み、登場人物と一体になって、彼らの経験や感情を言葉に置き換えていけばいいのである。

もちろん、プレイ画像や実践なさっている方々のお話などは参考にさせていただくが、それをそのまま写し取って書くわけではない。
「物語」という種子を育てるための肥料のようなもので、よりいっそうのリアリティを出すための助けにはなっても、そこから主題を思いつくことはまずない。
むしろ哲学書や心理学関連書籍のほうが、ずっと役に立つのである。

しかし、これは私の場合であって、他の官能系作家の方々がどうやって物語を紡いでいらっしゃるかは分からない。
多分、私のやり方はかなり特殊なのではないかと思う。




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